えことら -Economy Traveler-

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キャンディの仏歯寺は早朝に行こう!

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朝の仏歯寺

スリランカ第二の都市キャンディは街自体が世界遺産に指定されています。この町で最も有名なものは仏陀の歯が納められた仏歯寺です。

仏歯寺は正式にはダラダー・マーリガーワ寺院(Dalada Maligava)と言って、パワースポットとして有名です。仏歯寺を拝観するなら是非朝一番の開帳に合わせて訪れるべきです。2018年11月に僕が実際に拝観した体験から、なぜ早朝の拝観がおすすめなのかをお教えします。 

 

キャンディの朝は涼しい

熱帯で暑いスリランカですが標高800mほどの地点にあるキャンディは昼は日差しが強く、かなりの暑さになります。一方で夕方から朝にかけては涼しくクーラーがなくても平気なくらいです。

スリランカでは寺の入り口にあるムーンストーンの先へは裸足でなければ入れません。昼間は歩けないほどの温度になることもあります。

次に、仏歯寺は現地のスリランカ人にとって非常に重要な寺院であり、参拝者や巡礼者が非常に多く訪れる寺院です。昼は観光客も増えてすごい人数になります。そして、寺にはクーラーがありません。

朝は長袖があった方がいいくらいに涼しくなります。足の裏が火傷思想になったり、大渋滞に並んで蒸し暑い中で参拝するなら、ちょっと早起きして涼しい時間に訪れる方がいいと思いませんか。 

 

観光客がほとんどいない

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巡礼者達、みんな白い服を着ています。

 早朝は観光客はほとんどいません。数百人の白い巡礼服の列の中で、その日の外国人は僕一人でした。海外旅行に行くようになると、有名なところはどこに行っても観光客がたくさんいるのが普通になってきます。ガイドブックに載っていないローカルな場所ではなく、世界遺産で、現地のありのままの姿に触れられるというのはとても特別な感じがしました。

昼の賑やかな仏歯寺やその周辺も楽しいですが、せっかくなら本来の姿を見てみたいという方、おすすめですよ!

 

開門前から地元の巡礼者でいっぱい

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お寺の中に入っても行列です

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お寺の中に入っても行列です


 仏歯が入った金の入れ物はペラヘラ祭りで像の背に乗せられてキャンディの街を回るとき以外は仏歯寺に納められています。この入れ物は一日3回のお祈りの時のみ扉が開帳されて見ることができます。

なので、現地の人も観光客もこのプージャと呼ばれるお祈りの時間に合わせて仏歯寺を訪れます。プージャは午前に5:30~と9:30~の2回午後は18:30~の1回で、1時間くらい開いています。プージャの30分前には巡礼者と観光客でかなりの行列になりますので少し早めに行きましょう。

 

客引きや物売りがいない

 昼は自称ガイドやスリーウィラーのドライバー、おみやげ売りのおじさんでいっぱいの仏歯寺も早朝なら誰もいません。なので、せっかくの参拝に水を差されることはありません!

物資に備えるお供えの花等はクィーンズホテル側の仏歯寺入口左手に屋台が並んでいます。1つ100ルピーで、外国人価格を言われることもありません。

 

仏歯(の入れ物)を近くで見られるかも!

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奥の子窓の向こうに仏歯が安置されています。手前は献花台

本来参拝者は仏歯の手前の献花台に花を供えるだけで、仏師の入れ物の近くまで行けるのは寄進するものを持った人たちだけです。僕は現地の人たちと一緒に並んで参拝しようとしていたところを、現地の方たちがせっかくだからと仏歯の近くまで連れて行ってくれました。こうした心遣いが必ず受けられるわけではないと思いますが、もし近くまで行けたら特別な思い出になりますよ。

 

仏歯寺の中でも気を抜かないで!

早朝は客引きやみやげ物売りがいないので煩わしくないということをお話ししましたが、実は仏歯寺の中では寺の運営のために行っているツーリストカーと契約しないかと声をかけられたり、外国人とみて仏像の近くまで手招きして、高額紙幣を見せて、他の外国人はこれだけ寄付してくれたぞ等と、寄付を強要するような場面が残念ながらありました。

仏歯寺もやはり外国の観光地なので、こういった嫌な気持ちになることはどうしても起こります。毅然と”必要ない”と断ればしつこく言ってはこないので、そういうこともあるという事には留意しておいてください。

 

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参拝が終わったらこちらに線香とキャンドルを供えましょうね

仏歯を拝観して、書物庫や新堂を見て回ったら左手の出口から出ます。写真の光景が正面左にみえるので、そこに線香とキャンドルを供えたら仏歯寺の参拝は完了です。ぐるっと回って靴を受け取ったら外に出ます。早速朝食に行くのもよし、涼しいうちにキャンディ湖の湖畔をぐるっと回るのもとても気持ちがいいですよ。

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対岸から見た仏歯寺