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おすすめのクリスマスマーケット! ドイツ各都市と周辺国

2017年12月3日~12月25日まで、ドイツ中南部を西から東へクリスマスマーケット巡りに行ってきました。その体験から各都市と周辺国(ルクセンブルクチェコ共和国)のクリスマスマーケットについて、3段階でレビューします。今年訪問する予定の方の参考になればと思います。

特におすすめなのはケルン・ドレスデンニュルンベルクプラハです。まずはこの4都市を読んでみてください。ベルリンとシュトゥットガルトについては訪問していないためレビューはありません、ごめんなさい。

どの町のクリスマスマーケットでもファストフードやお菓子を中心に、その地域の特産物のお店が並んでいますので、後で買おうと思うと、ほかの町ではないことが結構あります。ヴルスト(ソーセージ)は特にその傾向が大きいので、ぜひ町々で食べ比べてみることをおすすめします!

それでは西部から東部へ順番に紹介します。

 

クリスマスマーケットが開催される都市一覧

ルクセンブルク(ルクセンブルク)

トリーア

ケルン(おすすめ!)

ヴィースバーデン

フランクフルト

ハイデルベルク

ニュルンベルク(おすすめ!)

ローテンブルク・オブ・デア・タウバー

リンダウ

ミュンヘン

ドレスデン(おすすめ!)

プラハ(チェコ おすすめ!)

 

ルクセンブルクルクセンブルク

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ルクセンブルクのクリスマスマーケット

ルクセンブルクの☆が1つなのは、クリスマスマーケットの規模が小さいことと、値段が高いことです。国民の平均所得が1000万円を超えていて、あらゆるものを輸入に頼ってる国柄もから高いのは仕方ないところもあります。ダルム広場と憲法広場にお店や遊具が並んでいます。

治安が極めてよく、また旧市街は徒歩で見て回れるくらいの広さなので小さなお子様を連れての旅行の場合はおすすめできるスポットです。

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☆☆ トリーア(ドイツ)

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トリーアのクリスマスマーケット

ドイツの西端ルクセンブルクとの国境の町トリーアのクリスマスマーケットです。☆2つなのは規模がそこまで大きくないからですが、雰囲気はとても良いです。

トリーアは古代ローマ時代の遺跡が残る世界遺産の街でもあります。

こじんまりした街で、観光客はあまり多くありませんでしたが、付近では最も栄えた町ですので、地元の人が集まっていてクリスマスマーケットはとても活気があります。昼は子供たちの遠足に、夕方以降は地元の人の憩いの場といった趣です。大都市の有名なクリスマスマーケットに比べて素朴で温かい雰囲気があり、またリーズナブルです。

周囲の町から来てる人たちは日帰りですのでホテル・ホステルの予約に困ることはありませんしガレリアデパートなどもあり、不自由なく過ごせました。

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☆☆☆ ケルン(ドイツ)

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ケルンのクリスマスマーケット、奥にあるのはケルン大聖堂世界遺産

有名な世界遺産ケルン大聖堂のある町ケルンのクリスマスマーケットは☆3つにしました、とてもオススメです。

ケルン中央駅を降りると目の前にケルン大聖堂があって、その右隣の広場がクリスマスマーケットの会場になっており、アクセスが非常にいいです。訪れた中で唯一、会場が完全に碁盤の目に整備されていて通路も広く、とても見て回りやすいマーケットになっています。

大聖堂の正面脇から入場して突き当りを右に曲がると、もう一つの出口になります。この出口をでた通りを左に曲がり真っすぐ数分行くと、左手にクリスマスピラミッドを中心にした小さなマーケットがあります。さらに道なりにまっすぐ川へ向かっていくと川沿いの細長い公園があって、ここも全てクリスマスマーケットになっています。こちらにはアイススケートリンクやカーリング場なんかがあって、また雰囲気が違ってとても面白いマーケットになっています。

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☆☆ ヴィースバーデン(ドイツ)

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ヴィースヴァーデンのクリスマスマーケットはとてもメルヘンチック

☆2つにしたヴィースバーデンはフランクフルトから西へ電車で40分ほどにあって、ここのクリスマスマーケットのお店は青色で統一されていて、とてもかわいらしくおすすめです。規模もフランクフルトに負けていませんし近いので、両方行くのもいいと思います。

ヴィースバーデンはワインの名産地、グリュ―ワインを飲むならこのヴィースバーデンでしょう!ガレリアの地下食品売り場などでおみやげのワインが買えます、空港で買うよりも安いですよ。

また、ヴィースバーデンはとても有名な温泉地でテルマエがあります。クリスマスマーケットを歩いて冷えた体を温泉に浸かって温めることができるのも大きな魅力!ただしドイツのテルマエはプールは水着着用ですが、入浴は混浴で水着着用禁止です。水着やタオル、バスローブはレンタル料が結構高いので、利用を考えている人は自前で準備するといいですよ。

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☆☆ フランクフルト(ドイツ)

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フランクフルトのクリスマスマーケット、大きなツリーとメリーゴーランドが特徴です

フランクフルトのクリスマスマーケットは☆2つ、縦にとても細長いマーケットです。露店を眺めながらグリュ―ワイン片手にそぞろ歩きするには理想的で、入り組んでもないので道に迷う心配もあまりありません。

ただ、細長いので太い幹線道路をいくつもはさんでおり、交通量もあるので子供連れだとちょっと危ないかも。写真は昼間なのでだいぶ隙間がありますが、夜はすごい人でごった返して大変なことになります。マイツァイルというデパートが日曜でも建物は開いており、無料てトイレを使うことができます。

アプフェルヴァイン(リンゴのワイン)はフランクフルト名物で、クリスマスマーケットでホットアプフェルヴァインが飲めるのはフランクフルトだけですよ!フランクフルトのヴルストはフランクフルターです、ヴルスト屋台ではフランクフルターを注文しましょう。

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ハイデルベルク(ドイツ)

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クリスマスマーケット会場はハイデルベルク城の麓にあります

ハイデルベルクのクリスマスマーケットはとても小ぢんまりしていますので、☆1つにしました。ハイデルベルク城の観光のついでに立ち寄るくらいでいいと思います。

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☆☆☆ ニュルンベルク(ドイツ)

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ニュルンベルクのクリスマスマーケットは大規模で有名

ドイツの三大クリスマスマーケットに数えられるニュルンベルクは文句なしの☆3つです。旧市街の城壁の内側全部がクリスマスマーケットというとんでもない規模です。

クリスマスマーケットは1か所だけという人にもおすすめできます。その場合、日曜と月曜は閉まってる露店も結構あるので、それ以外の曜日に行くことをおすすめします。

ただ、とても有名で人気なので週末のホテルは満室が多く、値段もかなり高いのでバックパッカーにはあまり優しくありません。でも、夜の雰囲気がとてもいいので、泊まらずに日帰りというのはもったいないクリスマスマーケットです。平日なら宿泊費も高くありませんしクリスマスマーケットの物価も高くないのでどんな層にもおすすめできます。日本のツアーもたくさん来ていましたよ。

ニュルンベルクはヴルストがおいしいことでとても有名です。ニュルンベルガーブラートヴルストは絶対に食べましょう!

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☆☆☆ ローテンブルク・オブ・デア・タウバー(ドイツ)

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ローテンブルクの目抜き通り、クリスマスマーケットは左手です

ローテンブルクはとても人気のある観光地です。クリスマスマーケットの規模が小さいので☆2つにしましたが、とてもおすすめです。

ニュルンベルクからバスで日帰りできます。規模は小さいですが、今回の旅行で訪れた中で一番といっていいくらいリーズナブルでした。

ローテンブルクは都市部では少なくなってしまったマイスターの資格を持つ職人のお店がたくさんあります。マイスターの作るパンやお菓子、シュトーレンは格別です。

おみやげにも絶対喜ばれますので、ローテンブルクに来たらクリスマスマーケットだけでなく、マイスターのお店にも寄りましょう

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☆ リンダウ(ドイツ)

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ツリーとグリュ―ワイン屋が合体! リンダウにて

オーストリアと隣接し、湖の向こうはスイスというドイツ南西端の町リンダウのクリスマスマーケットは☆1つです。

夏は避暑地としてにぎわうリンダウの町も冬はひっそりと湖畔にたたずんでいます。町もクリスマスマーケットもとても小さい鉄道の終着駅です。僕はリヒテンシュタイン公国を訪問するためにリンダウに来ました。

リンダウのクリスマスマーケットも素朴でかわいらしいのですが、週3日休みの上に不定休もあり、狙っていくのは難しいのとアクセスするのに遠い為、☆1つという結果になりました。

写真で紹介したツリーの刺さった珍しい露店はここでしか見かけませんでしたよ!

 

☆☆ ミュンヘン(ドイツ)

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ミュンヘンのクリスマスマーケット屋台は凝ってます!

 ミュンヘンはドイツ有数の大都市!クリスマスマーケットも大規模で、屋台の屋根の装飾もとても凝っていて、見ごたえがあります

でもなぜ☆2つにしたかというと、高いんです。クリスマスマーケットでの飲食や買い物をするのにミュンヘン今回の旅行で一番高かった。グリュ―ワインなどはローテンブルクの2倍以上します。

でも、もちろんミュンヘンもおすすめです。今後アジアからのルフトハンザ航空発着便はフランクフルトからミュンヘンに代わるそうです。なので、とてもアクセスが良くなりますし、ハイセンスで街並みもすごくおしゃれ。

そして、ミュンヘンには有名な高級食料品デパートのダルマイヤー本店があります。ダルマイヤーのシュトーレンは立派な飾り箱に入っていて、おみやげに買って帰るととても喜ばれますよ。

ゾーリンゲンの刃物メーカー ツヴィリング J.A. ヘンケルス(Zwilling J.A. Henckels)の包丁やカトラリーを取り扱うショップも数多く、アウトレット価格になっているものもあるので探してみてください。

ヴィースバーデンはワインでしたが、ここミュンヘンのお酒はなんといってもビール

そして、ミュンヘンのヴルストはミュンヘナーといって白いソーセージになります。これは焼かずに茹でて食べるものなので、レストランに行ってビールのおつまみに。スーパーにも売っていますので、自分で調理してみても!

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☆☆☆ ドレスデン(ドイツ)

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ドレスデンのクリスマスマーケットは世界最古!

ドレスデンクリスマスマーケット発祥の地といわれています。歴史・規模共に文句なしの☆3つです。さらにドレスデンはドイツのクリスマスには欠かせないシュトーレン発祥の地とも言われています。

ドレスデンは大きな町でシュトリーツェル・マルクト(写真の場所)がメインの会場ですが、そのほかにも街のあちこちにクリスマスマーケットが開かれています。

僕が気に入ったのは、シュトリーツェル・マルクトからエルベ川を渡ったアウグスト2世像のある通りで開催されている、アウグストゥス・マルクトです。華やかでにぎやかなシュトリーツェル・マルクトも素敵ですが、しっとりと落ち着いていて、観光客も少なくこの地域の人たちが集まってくるようなクリスマスマーケットで、売り子の人たちもトリーアのクリスマスマーケットのようにフレンドリーで居心地が良く、ドレスデン滞在中は毎日通っていました。

ドレスデンはJ.Sバッハやメンデルスゾーンゆかりの音楽の街でもあります。クリスマスマーケットだけでなくクラシックにも触れてみては。もう少しカジュアルなクラシック鑑賞がお望みなら、最後に紹介する同じく音楽の街、チェコプラハの教会コンサートはいかがでしょうか。

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☆☆☆ プラハチェコ共和国

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プラハのクリスマスマーケットはとっても長い!

 プラハのクリスマスマーケットはケルンやヴィースバーデンに負けないくらいの規模があります。

ドイツのクリスマスマーケットはクリスマスイブにはどこも終了してしまいますが、ここプラハのクリスマスマーケットはとても長い期間開催されています。今年は2018年12月1日から2019年1月6日まで!ドイツのクリスマスマーケットには休みが取れない人でも、プラハのクリスマスマーケットなら間に合うかも。

プラハには特産のヴルストはありませんが、ビールはあります。チェコは国民一人当たりのビール消費量世界一!チェコにいったらチェコビールです。もちろんクリスマスマーケットなのでグリュ―ワインもありますよ。

プラハは町中の様々な教会やホール、宮殿などで日々コンサートが開かれています。値段や曲目、楽器も様々あり、服装もオーケストラやオペラでなければカジュアルで大丈夫なので、旅のスタイルに合わせてプランに組み込んでみてくださいね。

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以上、僕が昨年訪問したクリスマスマーケットの紹介でした。開催期間は毎年街ごとに違っていますので、確認の上で計画を立ててみてください。

この時期の中欧氷点下になる日もあり、雪や氷雨も降りますので、防寒・防水対策はしっかりして、楽しんできてください!